ジャーナル
2020.10.16
佐用もち大豆を守る もち大豆豆腐
農作物は、近代化が進むにつれ人に好まれやすく多収量な種に偏り単純化しており、地域の特色ある多様な在来作物は減少の危機を迎えています。
ヤマダストアー味噌カテゴリーで圧倒的NO.1売上の佐用特産「上月もち大豆みそ」の原料である、「佐用もち大豆」は、昼夜の寒暖差が大きい佐用町の特徴を生かして長年栽培されてきた在来作物です。この「佐用もち大豆」も生産減少が危ぶまれており、このままでは、今後持続的に「上月もち大豆みそ」をお客様にお届けすることが不可能になってしまいます。
「佐用もち大豆」は草丈が高いため栽培期間が長く、やや手間のかかる大豆です。佐用町の高齢化などによる生産減少が危ぶまれていますが、生産者は町内に種子専用の圃場を設けて種子を大切に守りながら栽培を続けています。
ヤマダストアーは、「佐用もち大豆」を使用した商品を私達が積極的に販売し応援することが、種を守り続けている生産者に利益を還元し永続的な生産を支えることに繋がり、さらには地域の在来作物や農作物の多様性を保全することに繋がると考えています。そこで、ヤマダストアーとお付き合いのある真面目なメーカーさんと協力し、「佐用もち大豆」を使用した商品を、今後積極的に開発していくことを決定しました。
第一弾として、「ろくろ豆腐」でもお馴染みの楽粋さんと、佐用もち大豆のお豆腐を開発しました。楽粋さんは、豆腐に欠かせない良質な水を求めて神戸から鳥取へ工場を移転した豆腐屋さんです。杉林の奥深く大自然に抱かれた芦津の里に湧き出る岩清水「轆轤の水」を使用して完成した「もち大豆豆腐」は、ヤマダストアーがとても美味しいと感心できる豆腐です。是非ご賞味ください!