ジャーナル
2019.07.31
後藤孵卵場 純国産鶏さくらたまご
ご存じですか?
日本で養鶏農家が飼育する卵用鶏の大部分は、海外の数社の巨大な育種会社により改良された外国鶏種が大部分を占めており、コマーシャル鶏の生産のもととなる「種」の自給率は残念ながらわずか5%程度にしかならないという現実があります。
外国鶏種は、種鶏を毎年海外から輸入し続けなければ国内で生産者が飼育するコマーシャル鶏を再生産できない仕組みとなっており、従って外国鶏種に過度に依存しすぎると、例えば海外での高病原性鳥インフルエンザの発生、急激な為替変動、国際関係の悪化等の事情が発生した場合には、種鶏の輸入がストップ、あるいは急激に値上がりし国内生産に重大な支障が起こる危険性をはらんでいます。
養鶏の世界では、日本のみならず、特に新興国を中心とした世界的なレベルでも大規模生産に適した外国鶏種の利用が進んでおり、ヤマダストアーはこうした動きを全く否定するものではありませんが、やはり一定程度以上は遺伝的な多様性を持った日本の気候風土にあった、独自の国産鶏種を維持、確保することが、食料の安全保障はもちろん、日本の養鶏の将来的な発展、中小規模の養鶏経営の存続などの観点でも意義のあることだと考え、後藤孵卵場さんの純国産鶏さくらたまごを積極的に販売し応援しています。